「まず拙速を旨とせよ」英語で言えばRough and Readyですね。つまり、いたずらに時間をかけすぎず、とにかく早く素案(草稿 first
draft)を作り上げて提出することを考えるべきです。後からゆっくり直せば良いのだから。初めから完ぺきを目指してたらいつになっても仕上がらないよ。みんな考えすぎなんだよね。とにかくやっちゃって出しちゃう事が大切なの。それから後で直すのよ。
「英語で言われたらわかんない、」なんて言い訳です。外人の先生だったらそんなこと言ってたって始まらないでしょ。言われた「言葉」が分からなくても、相手の表情、手振り、声の調子を観察していれば大体何を言っているのかなんてわかるものです。それが分からないってのは注意力が足りないのです。そしてどうしても分からなかったときに「確認」をしていないからわからないことが分からないままになってしまうのです。分からないこと、不確実なことは必ず確認を取れば、確実な情報としてしまえるのですよ。
英語モード/日本語モードの切り替えの仕方をあれほど力説しているのにどうしてまだ身につけてくれない人がいるのかねえ??しっかりしてくれよ。これができないと私の怒りが落ちますよ。一見英語らしく見えてても実はそうでは無いということもあるわけ。パスワードの場合など特にそうです。まったく同じにみえる文字列でもモードが違っていると違うパスワードだと認識される場合があるんです。
学生ってなんで「○○の仕方がわからないんですが」、「すいません、このやり方忘れちゃいました」、「先週休んだのでわからないんですが、」の3言が言えないんだろうねえ?これを言ってもらえれば直ぐ教えてあげるのにねえ。言ってくれないと「早くやれ!」と催促するしかないよね。パッと手を挙げてくれれば飛んでいってあげるのにねえ。
大体英語の授業なのに辞書持って来ないなんて考えられないよねえ。それから大切なことを説明しているのにメモも取らないなんて信じられない。何しに来てんだって感じ。それでいて「理解できない」は無いよねえ。一体「理解しようとする努力をしているのか?」と問いたい。外国語や異文化間のコミュニケーションってこの「努力」がなかったら成り立たないのよ。この外国語の説明を聞き逃したら自分の命に関わる、金を失う、豚箱に入れられる、飛行機に乗れなくなる、恋人に振られる、そういう切羽詰った状況に自分を置いたことが無いんだね。私なんか何回もあるよ。授業を受けるのもそれと同じ。これを聞き逃したら、英語を落とす、そうしたら、卒業できないかも。そういう危機感を持つことができれば自然に「メモとらなくちゃ!」、「スクリーンが見えるように立ち上がらなくちゃ!」、「もっと前に座らなくちゃ!」という気が出てくるはずだよ。どれくらい早くその危機感が持てるか、ですね。危機感が無い連中はそれが解るまでうーんと危機を溜め込んでもらうんですね。もうこれ以上危機が溜まったら潰れてしまう、と思うようになるまで。求めよ、さらば与えられん。叩け、さらば開かれん。ですよ。
行き詰ったり、自信が無かったりした時には聞くのが一番。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥って言うでしょう。聞いてしまえばすぐ次に進めるのに、一人でグズヅズ悩んでいては時間を無駄にするだけですよ。